作成日:2012-11-12 21:13:00
最終更新日:2012-11-12 21:23:53

ファイル共有(samba)

Raspberry Piを購入したので、ファイル共有の設定を行いたいと思います。Raspberry PiはSDカードですので、あまりファイルを保存しておくことができません。
それを解決してくれるのがファイル共有です。

お手軽ファイル共有

一応最初に注意点を一つ。ルータ経由でインターネットに繋いている場合はとりあえず安心ですが、インターネットに直結しているPCでファイル共有を行う場合は、最新の注意を払ってくださいね。
それでは早速。

まずは任意の場所にフォルダを作成します。続いて作成したフォルダを右クリックして[共有オプション]を選択します。

share folder option

ウィンドウが開いたら、[このフォルダーを共有する]にチェックを入れます。

shared this folder

初めて[このフォルダーを共有する]にチェックを入れた場合、[共有サービスがインストールされていません]というメッセージが表示されます。
[サービスのインストール]をクリックします。

service install

[samba]のインストール確認メッセージが表示されるので、[インストール]をクリックします。

install samba

ログイン用のパスワードを入力して[認証]ボタンをクリックします。

installation confirm

さらに、[libpam-smbpass]のインストール確認メッセージが表示されるので、[インストール]をクリックします。

install libpam-smbpass

インストールが終わると、セッションの再起動を促されます。[セッションを再起動]ボタンをクリックします。

reboot session

セッション再起動後(といっても特に画面上に何かが表示されるわけではありませんが。)、再度共有したいフォルダを右クリックして[共有のオプション]をクリックします。
[フォルダーの共有]ウィンドウが開いたら、[このフォルダーを共有する]にチェックを入れ、共有方法によって[このフォルダー内でのファイルの作成・削除を他のユーザに許可する]、[ゲストによるアクセス(ユーザアカウントを持たない人向け)]にチェックを入れて[共有を作成]ボタンをクリックします。

create shared folder

ここまでの作業で、とりあえずファイル共有の設定が終わりましたので、早速Raspberry Piから共有フォルダーにアクセスしてみたいと思います。
Raspberry Piのメニューから[アクセサリ]->[ファイルマネージャ]をクリックします。

select file manager

[file manager]が開いたら、[移動]->[ネットワーク・ドライブ]を選択します。

select network drive

続いて[Windowsネットワーク]をクリックします。

select Windows network

フォルダーを順番に開き、先ほど作成した共有フォルダ名のフォルダが見えれば設定成功です。

access shared folder

共有を解除する時は、共有フォルダを右クリックして[共有のオプション]をクリックし、[このフォルダーを共有する]のチェックを外し、[共有を変更]ボタンをクリックします。
ちょっと共有したいだけならこれが一番簡単ですね。

Unshare

お手軽ファイル共有(その2)

先ほどは一番手っ取り早いファイル共有の方法を紹介しましたが、共有フォルダが増えてくると管理が大変になってしまいます。
そんな時は、terminalを起動して以下コマンドを入力し、[samba]本体と一緒にGUIの管理ツールを導入しましょう。

sudo apt-get install samba system-config-samba

インストールが終わったら、アクティビティ一覧から起動しましょう。

exec system-config-samba

起動時にパスワードを求められますので、ログイン時のパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。

input root password

実行すると、こんな感じのウィンドウが開きます。

system-config-samba

system-config-sambaの使い方

共有フォルダを追加する場合は、メニューから[ファイル]->[共有を追加]を選択します。

add shared folder

まずは、[基本]タブの[ディレクトリ]を[閲覧]ボタンから選択します。すると[共有名]が自動入力(自由に変更可)されます。さらに、この共有フォルダへの書き込みを許可する場合は[書き込み可能]にチェックを入れ、フォルダを外に見せる場合は[可視]を選択します。

input shared folder information

続いて、[アクセス]タブからユーザのアクセス許可を選択して[OK]ボタンをクリックします。

select access user

これでアクセス権の設定が完了しましたので、Raspberry Piからアクセス確認をしてみたいと思います。
先ほど同様、Raspberry Piのメニューから[アクセサリ]->[ファイルマネージャ]をクリックして[file manager]が開いたら、[移動]->[ネットワーク・ドライブ]を選択します。
さらに[Windowsネットワーク]をクリックし、フォルダーを順番に開き先ほど作成した共有フォルダ名のフォルダが見えれば設定成功です。

access confirm

設定の変更を行う際は、ディレクトリ一覧から対象フォルダを選択し、該当するボタンをクリックします。

customize config

設定ファイルの編集による伝統的な方法

最後に一番伝統的な方法を紹介しておきます。
設定ファイルの保存場所は、[/etc/samba/smb.conf]です。root権限が無いと保存できないので編集の際は気をつけてください。
クラシックにやるのであれば、terminalを開いた後、デフォルト設定ファイルをバックアップした後、以下コマンドで編集しましょう。
逆に余りこだわらない場合(あまりほめられたやり方ではありませんが)は、viでは無くてgeditやleafpad等のテキストエディタをsu権限で開いて編集しましょう。

sudo cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf.default
sudo vi /etc/samba/smb.conf

smb.confを開いたら、設定ファイルの末尾に以下フォーマットで設定を記入します。
[#]はコメントの開始を表し、[]がセクションの開始を表します。

#共有フォルダ名[]でくくります。
[共有フォルダ名]
#コメント
comment = mycomment
#共有フォルダのパス
path = /home/ユーザ名/共有フォルダ名
#書き込み許可(yes:書き込み可、no:書き込み不可)
writeable = yes
#ファイル作成時のパーミッション
force create mode = 0666
#フォルダ作成時のパーミッション
force directory mode = 0777
#ゲストユーザの取り扱い(yes:ゲストユーザのアクセスを許可、no:ゲストユーザのアクセスを許可しない)
guest ok = yes
#読み込み専用( yes:読み込み専用設定、no:読み込み専用解除)
read only = yes
#可視状態(yes:可視、no:不可視)
browseable = yes
#書き込み許可( yes:書込み可、no:書込み不可 )
writeable = yes

編集が終わったら、以下コマンドを実行してsambaを再起動します。

sudo service smbd restart

今回は省いていますが、Windowsとのファイル共有も問題無くできますので、これらの内容は覚えておくと何かと役に立つかと思います。